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ぺルセウス座流星群 今がチャンス

2018年08月10日(金) 08:18

観察チャンス

11日~14日

真夏の夜を彩る「ペルセウス座流星群」が見ごろを迎える。

国立天文台によると、11日~14日は月明かりの影響がなく観察のチャンス。条件が整えば1時間に40個ほど見られる可能性もある。

北東の空、ペルセウス座近くにある「放射点」から四方八方に星が流れる。

放射点が高く上る13日未明が観測のピークで、12日夜と13日夜、14日未明も適している。 暗さに目が慣れるまで15分間は待つのがコツという。

ペルセウス座流星群は、冬の「しぶんぎ座流星群」「ふたご座流星群」と並ぶ三大流星群。

次のような条件を満たす条件だと多く見えることが期待できます。

1.活動が活発な流星群が極大の時刻前後

2.放射点が高い

3.月明かりがない

4.人工の明かりが少なく、空が広く見渡せる場所

なお、雲量などの天候にも影響されることは言うまでもないでしょう。よく晴れた夜、なるべく上の条件が満たされると、多くの流星を見ることができるでしょう。

見る方向を気にする必要はありません。ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。

望遠鏡や双眼鏡などの特別な道具は必要ありません。肉眼で観察してください。

群流星の判定例

流星群に属する流星を「群流星」と呼びます。しかし、極大期で群流星がたくさん流れる時期であっても、流星群ではない「散在流星」と呼ばれる流星も、もちろん流れるのです。ペルセウス座流星群の活動を調べるためには、「群流星」と「散在流星」を区別して数える必要があります。まずは流星が、「放射点」から流れてくるように見えるかどうかを、チェックします。一般的に放射点に近い場所に現れた流星は、経路が短く、放射点から遠い場所では、経路が長く見えます。もし放射点に近いのに、とても経路が長い場合は、群流星ではないことになります。また逆に放射点から離れているのに、とても経路が短い場合も、群流星ではないことになります。

ペルセウス座流星群の放射点の位置を示した図