スタッフBLOG
「高性能住宅」に関してシリーズでお伝えします。
第一回は、省エネに関して。
U値、Ua値とは?
U値:熱貫流率で、熱の伝えやすさを示す値です。
断熱材などの性能を推し量る際に使われることが多い数値です。
室内外の温度差一度に対して1時間に壁1㎡あたり通過する熱量の
大きを示します。単位は(W/㎡K)で表します。
数値が小さいほど断熱性能が高いということになります。
Ua値:外皮平均熱貫流率で、外皮(床・壁・天井)全体の熱抵抗を平均化
したもの。
壁に入れる断熱材の厚さだけで断熱性能を推し量るのではなく、住宅
の場合、窓や、床、内・外壁、天井・屋根の柱や下地の鉄や木等が熱橋
(熱の通り道)となって、多くの熱を奪う原因となります。
そうした外皮全体の熱抵抗を平均化したもので、地域ごとに目標とす
る数値が省エネ基準法で定められています。
外皮平均熱貫流率UA
近畿地方は、5地域区分です。
ちなみに、Ua値の世界基準は、0.28で、パッシブハウスレベル
では、0.3です。(日本の基準値はいかがなものですかね)
室内の温かさを保つためには他にも気密性など多くの要素が関わってきますが
室温が10度未満だとヒートショックなどの危険性も高くなります。