スタッフBLOG
今日は、東北地震から丁度9年目目になる日です。
多くの犠牲者が出ました。
地震での被害より、津波による犠牲が多く出ましたが
私たち、住宅にかかわる者として、
それでも、地震の震動に対して強い家づくりを考え
より安全で、住みよい家づくりを目指して
日研鑚を積んでいかなければとの思いを強くしています。
今取り組んでいるのは、兵庫県三木市にあるE-ディフェンスでの震動破壊実験の
シュミレーションを、パソコン画面で行うことです。
例えば、下図のモデル化した建物を揺らすのですが
建物下の網の目状のものが振動台で、過去の地震の震動波で振動を与えて
強さを検討します。
図の右下の波形が、神戸・淡路地震の地震波です。
ちなみに、オレンジ色部分は壁が壊れている状態で
黄色の部分は少しダメージを受けている状態です。
このモデルを時刻歴応答解析(建物をモデル化し、時々刻々と変化する
地震の揺れを与えることで建物がどのように揺れるのかを計算します)
で検証を行い安全性を高めていきます。
このシュミレーションでは、重い屋根(左側建物-瓦等)では倒壊しましたが、
軽い屋根(右側-瓦棒・スレート等)では倒壊はしませんでした。
目で見えるので、検討もしやすく、納得もできます。
省エネ、ゼロエネルギーなどより一層納得できる建物を
提供できるよう取り組んでいきます。