スタッフBLOG
暑くてたくさん汗をかいたら、体から出た水分を補充しておかないと、体の中の冷却水不足が起こります。 これが、のぼせや熱中症の原因になります。
熱中症は、
体に中庸(バランスの良い状態)よりも熱がたくさんこもっているので、熱を取り除きながら水を補給してください。 この水は体に必要な水で、水を飲んでも増えません。 トマトやナス、ゴーヤなどの夏野菜を多めに食べてください。 特にトマトは熱を取るとともに体に必要な水分を作るので、おすすめです。
のぼせは、
中庸よりも冷却水が少ないことから熱さを感じているだけで、本当は体に熱がこもっていません。 体を冷やすのではなく、冷却水を増やす山芋、オクラ、豚肉、豆腐などを食べてください。
前者の暑がりタイプの方は、
のどが渇いたときに水分を一気に飲んでも構いません。
後者ののぼせタイプの方は、
のどが渇いても一度にたくさん飲まない方がいいでしょう。 もし必要以上の冷たい飲み物を飲むと、胃腸が冷えてしまいます。 自然界の動物が寒いと冬眠するように、消化吸収システムは寒いと動かなくなります。
そうなると、食べたものから体を動かす気を作ることができず、内臓も動かず疲れやすくなります。
そんなとき、元気を付けようと焼き肉など消化が悪いものを食べると、下痢をしたり体調を崩して体力が落ちて夏バテしてしまいます。
体の熱さをのどの渇きと飲む量でチェックして、胃腸を健やかにして元気に夏を乗り切ってください。
(産経 「薬膳のススメ」池田のりこ氏より)
中国で史上最大規模の人工降雨の実施計画が検討されている。
「天河行程」
慢性的な水不足に悩む中国では、第二次世界大戦後から人工降雨を続けているが、今回の計画は宇宙工学までも駆使して、スケールも圧倒的。
チベット高原方面に大量の人工降雨装置を配置して、160万平方キロの範囲に雨を降らせる構想。
日本の空への影響が気にかかる。
天河計画は「空中の南水北調」とも呼ばれる。 (南水北調:中国南方地域の水を北方地域に送り慢性的な水不足を解消する構想)
インドモンスーンが運ぶ水蒸気をチベット高原で雨に変える。実行すれば最大で年間100億トンの水量確保が見込まれるということだ。
ただし、専門家の間には慎重意見もあって、計画の検討はまだ続く。 直ちに実行というわけではないらしい。(産経外信部)
雨が降る仕組みを活用した環境技術
この研究の第一人者、村上正隆特任教授(名古屋大学宇宙地球環境研究所)
人工降雨は、雲に”種”を加えることでもたらされる。
種には
ヨウ化銀の微粒子(雲の頂上部分が氷点下15度など十分に低いとき)
塩化ナトリウム(塩)等の吸湿性粒子(前記より高い氷点下5~0度程度の時)
既に国家事業で、’08年の北京五輪でも直前に雨を降らせておいて、開会式 を晴れにした。
中国大陸で大規模な人工降雨が行われると日本への影響が心配だが、「気流が日本海を渡るとき海から十分な水蒸気が供給されるので影響はありません」(村上正隆特任教授)
人工降雨は世界の40ヵ国で実施され、30ヵ国が高い関心を持っている。
目的は、灌漑用、霧消し、降雹抑制、集中豪雨の緩和などにも使われる。